細野商事の日々
オリンピックとGAP認証
ついに今年の夏、東京でオリンピックが開かれます。
選手のパフォーマンスも本当に楽しみですが、オリンピックで海外から大勢来る選手や関係者に提供される食材は
どのようなものか皆さんご存じですか?
影響力のある選手はもちろん海外のメディアも多く来るオリンピックは日本が誇る農産物を世界にPRする絶好のチャンスです。
実は選手村で供される食材はGAP認証を取得したものという調達基準が設けられました。
GAP認証とは?
GAPとは「Good Agricultural Practices」の頭文字を取ったもので直訳すると「良い農業の実践」となります。
つまり「適切な農場管理とその実践」という意味合いになります。
安全な農作物を作るために、生産工程をしっかりと管理し、それを第三者が確認して評価できるようにしたものがGAP認証です。農林水産省によれば、食品安全、環境保全、労働安全などの持続可能性を確保するための取り組み、となっています。
GAP認証はもともとグローバルGAPと呼ばれ国際的な認証でした。しかし日本国内の取得率は1%に満たないのです。
そのためオリンピックで食材が足りず海外からGAP認証を取得した食材を輸入するしかないと言われていました。
そこで日本は国内の農業従事者にGAP認証の取得を後押しする為に日本発のGAP認証である「JGAP」をスタートしました。
しかしグローバルGAPとJGAPを足してもまだ全体の1%に満たないのが現状です。
このままだとオリンピックという絶好のPRの機会に日本の食材を供する事が出来ない事態になってしまう恐れがあります。時間はありませんが日本でもGAP認証の取得が進む事を期待します。
細野商事ではGAP認証を取得した卵と米を扱っております!
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